SECI model (Socialisation, Externalisation, Combination, Internalisation)概要

SECIモデルとは

SECI model of knowledge dimensions - Wikipedia

SECI model (Socialisation, Externalisation, Combination, Internalisation)とは、組織における知識創造のプロセスを説明するモデルです。1990年代に、経営学者の野中郁次郎氏と竹内弘高氏によって提唱されました。SECIモデルは、暗黙知(経験や勘などの言語化が難しい知識)と形式知(言語化された知識)の相互作用を通じて、組織的な知識創造がどのように行われるかを説明します。

特徴

  • 暗黙知と形式知の相互作用: SECIモデルは、暗黙知と形式知が相互に変換されながら、知識創造が進行すると考えます。
  • 4つのプロセス: SECIモデルは、共同化(Socialization)、表出化(Externalization)、連結化(Combination)、内面化(Internalization)の4つのプロセスで構成されます。
  • 知識創造の場: SECIモデルは、知識創造を促進するための「場」の重要性を強調します。

分類や上位概念・下位概念

  • 上位概念: ナレッジマネジメント、組織学習
  • 下位概念: 共同化、表出化、連結化、内面化

メリット

  • 組織的な知識創造の促進: SECIモデルを活用することで、組織全体の知識創造を促進できます。
  • 暗黙知の活用: 経験豊富な従業員の暗黙知を組織全体で共有し、活用できます。
  • 組織学習の促進: 組織全体で知識を共有し、学習する文化を醸成できます。

デメリット

  • 暗黙知の表出の難しさ: 暗黙知は言語化が難しいため、表出化のプロセスが難しい場合があります。
  • 場の設定の難しさ: 知識創造を促進するための「場」の設定が難しい場合があります。
  • 継続的な取り組みの必要性: SECIモデルは、継続的な取り組みが必要であり、一時的な取り組みでは効果が得られない場合があります。

既存との比較

  • 知識移転モデル: SECIモデルは、知識移転モデルとは異なり、知識の創造に焦点を当てています。
  • 組織学習モデル: SECIモデルは、組織学習モデルと関連しますが、より具体的な知識創造のプロセスを説明します。

競合

  • ナレッジグラフ: 知識と知識の関係性をグラフ構造で表現し、知識の発見や活用を支援する技術です。
  • AIを活用した知識管理: AIを活用して、大量の知識を分析し、必要な知識を抽出する技術です。

導入ポイント

  • 目的の明確化: SECIモデルを導入する目的を明確にします。
  • 場の設定: 知識創造を促進するための「場」を設定します。
  • ツールの活用: SECIモデルを支援するツールを活用します。
  • 継続的な取り組み: 継続的な取り組みを行い、組織文化として定着させます。

注意点

  • 暗黙知の尊重: 暗黙知を持つ従業員を尊重し、積極的に関与してもらうことが重要です。
  • 失敗の許容: 知識創造のプロセスでは、失敗を許容し、そこから学ぶことが重要です。
  • トップのコミットメント: トップがSECIモデルの重要性を理解し、積極的に推進することが重要です。

今後

  • AIとの融合: AIを活用して、暗黙知の表出や知識の共有を支援する技術が発展すると考えられます。
  • オンラインでの活用: オンラインでのコミュニケーションやコラボレーションを促進するツールを活用し、SECIモデルをオンラインで実践する企業が増えると予想されます。

関連キーワード

  • ナレッジマネジメント
  • 組織学習
  • 暗黙知
  • 形式知
  • 知識創造
  • 知識移転
  • ナレッジグラフ
  • AI